私たちの身体を守っている活性酸素

 

「ねえ、ねえ最近よく『活性酸素』って聞くんですけど、
いったい活性酸素ってどんなものなの？」

「『活性酸素』というのは、
ばい菌や細菌などが身体に入ってきた時に、
それらを溶かしてやっつけるために、
体の中で必要に応じて発生するものなんじゃ。」

「そうなんだ。
じゃあ、活性酸素って身体にいいものなんですね。」

「確かにそうなんじゃけど、
活性酸素が必要以上に体内にできてしまうと、
ばい菌や細菌だけでなく、 正常な細胞を溶かしたり、
身体のいろんな部分を攻撃して、
さまざまな病気を発生させたり、
悪化の引き金になったりもしてるんじゃよ。」

「え〜、じゃあ、増えすぎるとやばいってことなの？」

病気の90％は活性酸素が原因！！

「そうなんじゃ。
1980 年代になってから、ガンが過剰な活性酸素によって発病するという研究結果がさかんに発表されるようになったんじゃよ。

その後、脳卒中、心筋梗塞などの成人病も、実は活性酸素の過剰が原因だという報告が相次ぎ、今では、いまある病気の90％以上に、活性酸素が発病や悪化に関係していると言われているんじゃよ。」

「そうだったんだ。
具体的に、どうなると活性酸素が増えちゃうの？」

「いい質問じゃな。
活性酸素とういうのは、
�@身体にウイルスや細菌が入ってきたとき
�Aストレスをためてしまったとき
�B紫外線を浴びすぎたとき
�C食品添加物や農薬、化学物質、排気ガス
�Dタバコを吸ったとき
などが原因で増えちゃうんじゃよ。」

「なるほど、そうなんだ。
じゃあ、増えちゃった活性酸素を減らす方法っていうのは、何かないの？」

「じつは人間の身体の中にはもともとこの活性酸素を取り除く
ＳＯＤ（エス･オー･ディー）と呼ばれている酵素があるんじゃ。
ではこのＳＯＤについては【ＳＯＤってなに？】で説明しているよ。」

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