TOP > アオバ新聞41-43号(2013年7-9月号)アオバからのメッセージ 身体機能を高め、高次の免疫力を持つ

 

『アオバ新聞41号』より 『身体機能を高め、高次の免疫力を持つ』 1回目 
  
   適度な運動習慣を推進
  自らの体調や体力と調和する方法を選ぶ
  自分の体に責任と興味を持って、『生涯現役、生涯元気』の実践
 

『アオバ新聞42号』より 『身体機能を高め、高次の免疫力を持つ』 2回目

  免疫力と関係の深い生活習慣病
  糖尿病、生活習慣病と向き合う
  食習慣と“アオバ流4つの健康指針”の勧め
  病気はメッセージ、命懸けで役割に気付いてください

   

『アオバ新聞43号』より 『身体機能を高め、高次の免疫力を持つ』 3回目

  病気の原因、環境劣化、食の荒廃、・ストレス社会
   『丹羽式免疫自然療法』の必要性



『アオバ新聞41号』(2013年7月号)より 白井常雄氏よりメッセージ
四つの指針 C身体機能を高め、高次の免疫力を持つ(臓器、細胞レベルの健康) 1回目

      

アオバ新聞 41号(2013年7月号)
白井常雄氏よりメッセージ 四つの指針C身体機能を高め、高次の免疫力を持つ(臓器、細胞レベルの健康)1回目

 「アオバの4つの健康指針」も、ようやく5月で「3つの指針」が終わり、本号から最後の「免疫力を高める」に入ります。言うまでもなく、私達の健康を守る為に最も大事な項目です。アオバに集う会員の皆様は、日々実践されている部分でもあります。
 いずれにせよ、とても大切な事なので、しっかりとお伝えさせていただきます。

 「免疫力を高める」のは、「身体機能を高める」と言う事でもあります。昔から、1に健康、2に健康、3に健康、と幸せな人生を送るための必須条件と言われたこの健康作りには、丹羽博士も日頃から、充分な睡眠、適度な運動、バランスの取れた食事、ストレスを無くす、と教えていらっしゃいます。古くから、十分な休養、滋養の取れた食事、適度な運動、とも言われているのは良く知られているところです。
 さて、それではアオバ流とは?と言うことになりますが、基本的には同じ事なのです。25 年間に渡り、丹羽博士に免疫自然療法の中で、食と、環境、心も指導を受けて来ました。私なりに目に見えない世界のエネルギーについて、直感力や意識力のなんたるかを学び、研究して来ました。
 集大成として、「アオバ流4つの指針」を作り、基本は、「自然の仕組みに適う生き方」ですが、私達が自我と欲を拡大し、顕在意識中心、人間中心主義で作って来たこの文化は、現代医学の対症療法や化学療法では、表面的、目先志向になりがちです。今迄お伝えして来た「アオバ流健康法」は、マクロ的視点に立ち、鳥瞰型の考察と、何の為に生き、生かされているかの、本質意識に基づいての、 気付きのメッセージでもあります。

 「自分の健康は自分で守る」時代を迎え、“分かり易く、シンプルに”をモットーとして、「@プラス発想」から始まり、「A自然環境、家族環境を大切に」「B安心安全、エネルギーのある食事を」と続け、アオバで活動している皆様が、日々の生活の指針と、家族やお友達に伝える時を思いながら、苦心しつつ、才能が乏しい為に、この程度しか纏め切れない限界を感じております。それでも、私達の活動に、最も大切なことと観じて作りました。こんな思いが、逆に舌足らずになっているか、と危惧しております。お許しください。足りない所は大切な事と認識されて、興味を持って、研究されますようお願いします。また、私の勉強会で折りに触れ、お伝えさせていただきます。

 いよいよ本題の「C免疫力を高める」に入ります。既報の「3つの指針」とは、当然有形無形に関与しているのは言うまでもありません。特に本稿では、臓器、器菅、組織、の肉体レベルの活性化が大切となります。肉体の年齢相応の健康を、どう保つかが問われます。そのためにこそ、運動が大切になるわけです。「適度な運動」がこれです。

 「安心、安全の食」で少し触れましたが、38兆6千億円掛けても守られない私達の健康です。その大部分が生活習慣病で占められています。65歳以上が3千万人。人口の25 %以上を占める高齢者社会を迎えた現在、この生活習慣病にどう対峙して行くか、とても大切になって来ました。
 特に、私達は加齢と共に、身体能力は低下します。又、運動不足により、いつの間にか体内脂肪が増えます。これがメタボリックシンドロームの原因となり、気が付かない間の運動不足と、それに合わせて食事を減らす事が出来れば、何の問題もありません。これがなかなか出来ません。だから生活習慣病なのです。なるほどと納得していただいても、本題ここからです。

 先ずは、私達の健康に大きく関与している「メタボリックシンドローム」を直訳すると、内臓脂肪症候群となります。40歳以上の成人男性、2人に1人。女性で5人に1人となり、動脈硬化を促進し、脳血管、心蔵血管傷害に繋がります。その原因は主に、エネルギーの過剰摂取、摂取する栄養素のバランスの悪さ、不規則な食事、運動不足、ストレスの強い社会環境が挙げられ、これらで死亡原因の上位を占めます。肥満による、高脂血症、糖尿病、高血圧、癌等がこれに当たります。

 最近は、喫煙による肺癌が指摘されるようになってきました。厚生労働省生活習慣病対策室では、分かり易い標語として、1に運動、2に食事、3にしっかり禁煙、最後にクスリ、と発表されています。アオバ流に直せば、ここの最後のクスリを「SOD様作用食品」とすれば、しっかり調和です。何れにせよ、食生活と生活習慣病とは、密接な関係があります。特に、糖尿病では関係性と言うよりも、そのものですと云っても過言ではありません。

 戦後の食生活に欧米化の波が起こり、戦前と比べて、動物性蛋白と脂肪の摂取量の増加が、近年の糖尿病の爆発的増加の原因と指摘されて来ました。ここで興味深いデータがあります。戦後70年近く日本は、欧米先進国に追いつき追い越せと、必死に頑張って働いて来ました。そして、世界有数の経済大国となりましたが、事、食生活に関しては、逆に、アメリカでは食生活の改善が進み、肉と一緒に大量の野菜類を摂る習慣を作り、現在では、動物性蛋白、脂肪の摂取量が我国と同等か、むしろ、少なくなる現象が指摘されています。その象徴的現象として、欧米先進国に見られる日本食ブームがあります。過去に塩分の過剰摂取が原因となる、東北地方の高脂血症を減塩運動を促進して改善した実績があります。こうした食の改善が生活習慣病の低減に大きく影響して来るのは云うまでもありません。

 すでに本稿で度々お伝えして来ました5月号の「BMI (body mass index.)」を思い出してください。私達は、日々食事をする事で、体に必要な栄養素をエネルギーに変換して生活しています。一日に摂取したエネルギー量に応じて、活動という形でエネルギーを消費放出されていれば、体はバランスが保たれ、健康体を示す理想体重数値になります。活動量より摂取量が多いと、自然に脂肪に変えて蓄積される事になり、これが内臓脂肪症候群、すなわちメタボリックシンドロームになります。

 ちなみに、脂肪1sは熱量では7000キロカロリーになります。もう少し分かり易くすると、豆大福1個300〜350キロカロリー、コーラ・ジュース200ml各90キロカロリー、アイスクリーム300キロカロリーです。食後に、毎食後、お饅頭1個かコーラ1本で400キロカロリー×1ヶ月30日で、12000キロカロリー。黙っていても1ヶ月で約2sの体重増になります。

 原因と結果がこんなにはっきりしているのに、なかなか結果が伴わないという現実、そこに現代医学の対症療法の限界があります。今迄の方法では、問題解決が出来ないのは学んで来た通りです。だ から今こそ、「丹羽免疫自然療法」の出番なのです。「アオバ流、4つの健康指針」です。無理なく、無駄なく、想いをプラス発想に変え、家族にお詫びと感謝し、信頼し、家族相(愛)和し、安心・安全のエネルギーのある食生活を選択する。常に運動を心掛け、自然の仕組みに適う生き方を、勇気を持って決心・実践する。これで鬼に金棒、健康な肉体に、健康で豊かな精神の持ち主があなたです。

適度な運動習慣を推進

 生活習慣病については、大切な事として、機会ある度に触れて来ました「身体能力を高める」について、お伝えさせていただきます。
 現代社会は、生活環境が大変便利になり、誰でも体を使い、汗をかくことが少なくなり、家庭内では、電化され、自動化により主婦の仕事量も軽減されています。駅をはじめ、公供施設でも、エレベーターやエスカレーターが完備し、体を使うことが少なくなりました。企業内でもオートメーション化とロボット化が主流となり、農業ですら機械化が浸透し、運動量は著しく減少して来ました。社会全般でこうして省エネ化が進行されて来た結果として、身体機能を使う機会が極端に少なくなっていると云う事を忘れてはなりません。

 仕事量が減る事は、エネルギーを消費しない事ですから、カロリー消費が少なくなり、運動不足の増加と共に、身体機能の低下を招きます。これが、生活習慣病の原因の1つとなり、さらに、少子高 齢化時代を迎え、年金受給者の増加、都市への人口集中、これらによるストレス社会の形成から見えて来るのは、医療費の増加要因ばかりです。ようやく、厚生労働省も事態の重要さに対応すべく、スポーツ振興計画のあり方として、「豊かなスポーツライフを求めて」と題して、週間の身体活動の向上という運動指針を出しております。

 大枠として、
1.誰もが、いつまでもスポーツを親しむ事が出来る、生涯スポーツ社会の実現
2.出来るだけ早期に、成人の週1回以上のスポーツ実施を5割以上にする事を目指す
3.2010年迄に、各地、市、町、村に1つ以上のスポーツ施設を作る。(☆2013年現在まだ充分ではありません)

 特に子供達が進学指向で、塾通いやTVゲームに熱中して、極端に運動量が少なくなり、高齢者だけでなく、若者達ですら、運動するよりインターネットやゲームに時間とお金を使い、ますます運動離れが起きています。このような背景から、国民の運動離れの結果、生活習慣病の増加が起こっています。この他にも、現在はかつてないほど、環境空間に電磁波が溢れ、C/Pやアイパッド、ゲームから発する、これら電磁波を浴び続ける健康面の影響は、今回は触れず、次の機会に譲ります。原因が分かった以上、国民全体でスポーツに取り組む仕組み作りが急務となります。

 厚生労働省もこれらを認識したうえで、さらに、生涯スポーツ振興の観点と、間接的な医療費の削減対策として、誰でも運動習慣を身に付けるためのスポーツ生活実践の条件を発表しました。

 1.楽しい事 2.仲間がいる事 3.場所と施設がある事 4.安全である事 5.良い指導者がいる事 6.効果がある事 となります。
 何を選ぶにしても、決心して取り組む事が大切で、この他にも手近に出来る事は沢山あります。

自らの体調や体力と調和する方法を選ぶ

 我らの丹羽博士の365日、雨の日も風の日も、欠かさないジョギングは有名ですが、時も場所も選ばずに、すぐ出来、効果がある、ジョギング、散歩、ウォークラリー、史跡巡り、手近な山登り、サイクリングなどがあります。又、家の中で出来る事も沢山あります。ストレッチ運動などは手軽に出来る上に、効果抜群です。私も起き掛けに自己流ストレッチを心掛けております。

 又、昔話ですいません。創業間もない、意識の研究を始めた頃、先ずは、白井流で、頭より、身体を使う事から決心して取り組みます。何が自分に合っているか判りません。ご縁を大切に、日頃の仲間の紹介で、呼吸法からヨガ、気功、瞑想と手当たりしだい体験してみます。それぞれの特徴はありますが、納得し、自分なりに落とし込みも出来ます。これら自分に合ったパーツをストレッチに取り込み、白井流ストレッチの完成です。時間の許す限り、小一時間掛けて、楽しみながら続けています。

 スポーツの大切な役割の内にストレスの解消があります。これらの運動を自然の中ですれば、自ずとその効果が高まります。「筋肉は使わないと衰え、関節は使い過ぎるとダメになる」と昔から言われるように、自らの体調や体力と調和する方法を選ぶ事が大切です。
 何事も過ぎ足るは及ばざるがごとしで、やり過ぎない事が大切です。私も、若かりし頃はプロダイバーとして、体力にも相当な自信があり、若さに任せて無茶をやりました。内緒の話ですが、アクアラング潜水に夢中になり過ぎて、水深30mで、我が人生これ迄か、と覚悟を決めた事が1度ならずありました。もちろん家内と結婚前の話ですが、もしこの事実を正直に告白していたら、果たして結婚して頂けたかどうか…? すいません、未だ聞く勇気を持っておりません、あしからず。

 以来どちらかと云えば、頭で考えるより、体を使う事の方が好きで、さすがに60歳を越してからは、ハードな潜水から水泳に切り変えて、時間があれば、1500mから2000m位泳ぐよう心掛けております。これが現在の私のトレーニングです。又、家内との共通の趣味がゴルフです。
  お互い時間が合えば、グリーンに出る事を心掛けておりますが、このところ、お互い、忙し過ぎて、特に振興会が出来てからは、ほとんど出来ずにおり、家内にはいささか、これがストレスのご様子です。
 私事で恐縮ですが、私の生涯スポーツは、水泳とゴルフ。頭の体操は、趣味の麻雀、ヘボ将棋であります。ボケ防止と身体機能を低下させない為にも、「生涯現役、生涯元気」を貫くためにも続けて行く決心ですが、私にはこの面での最高の師匠こそ、我らの丹羽耕三博士、その人であります。

  少し古い話になりますが、20年以上前、福岡で丹羽先生とお会いするために、福岡東急ホテルで待ち合わせをしておりました。その日は生憎の悪天候で、かなりの雨が降っておりました。ロビーで待っていて、何気なく外を見ておりますと、そのどしゃ降りの中で、何と、こうもり傘をさして、ジョギングしている人がいるではありませんか。当時あまり馴染みのない福岡でしたから、九州には奇特な人がいるんだなあと、東京といささかの文化の違いを感じつつ、この奇特な人を目で追っておりますと、ホテルにどんどん近づいて来て、遂にロビーに雨みずくになって、その御当人が入って来るではありませんか。この珍しい人の顔を拝見出来るチャンスとばかり、興味深々で繁々と見つめ…、目が合います。

  「やあ白井君来てたか!」御当人が声を発したその瞬間、私の驚き!まさにカルチャーショク。どうぞ想像力の豊かな方はその時の私の顔を想像して見てください。この方こそ御歳80歳、現役真っ只中、土佐清水病院野球チームオーナー、監督、現役プレイヤー、日々素振り100本、ジョギングは毎日欠かさず、もちろん野球づけの毎日では決してありません。土佐清水病院全国9つの各地クリニックにて、世界に認められた「丹羽免疫自然療法」を持って、現代化学の対症療法では救われない、難病患者さんに命掛けで取り組んでいる、少年の如き心を持った、研究好きの生化学者で医学博士臨床医であります。私にとって理想とする、「生涯現役、生涯元気」のお手本であり、師匠であります。

自分の体に責任と興味を持って、『生涯現役、生涯元気』の実践

 本稿に戻ります。目的意識を持って、スポーツに取り組む事は、身体機能の増強だけでなく、ストレスの解消に繋がり、創造的人生の構築と大きく関係します。そして、アオバ流、充実人生に近づきます。そこで、何よりもまず大切なことは、1人1人が自分の体に責任と興味を持ち、価値観を高めるために努力する決心をすることが大切です。
 昔からよく、「歩く人は健康」と言われます。私達人間も、元々動物の仲間なのです。体を動かし、運動する事で、体は正常に働き、健康が保てるのを、現代人は忙しさにかまけて、つい忘れます。健康を保持し、増進させる事は、生活習慣病の予防と改善にとどまらず、楽しく、健康に、活き活きと人生を送るための土台作りなのです。目的意識を持ってスポーツに取り組むことで、お友達が増え、身体機能が高まり、楽しい生活環境がつくられ、「生涯現役、生涯元気」の実践に繋がります。

 私達の健康を守るのは、戦後の長い歴史の中で、焼け野原の国土から欧米先進国に追い付き、追い越せと、国民一丸となり、世界に冠足る、優秀な官僚機構が先頭に立ち、護送船団方式により、短期 間に成長と発展を遂げ、経済大国となりました。社会福祉制度も充実し、医療保険制度も確立され、国民の健康は守られていると信じられて来ました。しかし、戦後68年を経過し、少子高齢化が急激に進み、制度を支えて来たサポートシステムとしての経済基盤と環境基盤が劣化し、今迄の様な手厚い社会福祉制度や医療保険制度の維持が、難しくなって来ました。
  国が豊かになるに従い、私達の生活も便利で、経済的にも大変豊かになりました。巷には物が満ち溢れ、飽食の時代を迎えています。その代り、病気はアトピーを始め、食物アレルギー等、新しく難しい病気が増え、特に、ガンに関しては、間もなく2人に1人が罹ると厚生労働省自ら認め、その上、ガン難易度はどんどん上がっています。正に危機的状況となって来ました。私達の生活環境は、経済の発展と共に便利で豊かになったのに、何故、病気が増えるのか、「免疫力を高める」第2回目でお伝いさせて頂きます。

アオバ新聞41号より転載いたしました。

  

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『アオバ新聞42号』(2013年8月号)より 白井常雄氏よりメッセージ
四つの指針 C身体機能を高め、高次の免疫力を持つ(臓器、細胞レベルの健康) 2回目

      

 創業25年、感謝の集いと共に、7月1日より、25%増量を実施させていただきました。創業時に志した「1包100円」に、9g徳用換算で109円にまで近付けることが出来ました。
 丹羽耕三博士の御指導・御支援と共に、全国の登録店、取引業者、愛用者、皆様の御支援あっての結果です。
これまで私共を支え、はげまし、御指導を賜った皆様に深甚なる敬意と感謝を捧げます。
 そして、26年目の新たな一歩を、「医療法人修命会 各地クリニック」「一般社団法人 丹羽免疫療法振興会」「全国登録店」と共に、自然の仕組みに適った生き方を通して、皆様の“生涯現役・生涯元気”のお手伝いを、本日開店の心意気で真剣に取り組んで参ります。

4つの指針
1 プラス発想の勧め(明るく、楽しく、おおらかに、前向きに)
2 環境を整える(家族環境、自然環境を大切に)
3 安心・安全、エネルギーのある調和のとれた食を
4 身体機能を高め、高次の免疫力を持つ(臓器、細胞レベルの健康)

 前号では、身体機能を高めるためにと、運動習慣やスポーツの大切さをお伝えさせて頂きました。本号では身体機能から身体免疫力へと移して参ります。
 今までも機会あるごとにお伝えして来ました「生活習慣病」について、少し突っ込んだお話をさせて頂きます。

 現在の日本の死亡者の割合をご存知ですか? 次のように、2008年現在で発表されています。

●死亡原因表
(主として免疫力低下に起因する病気)
@ガン30・4% 
A心臓疾患15・9%
B脳血管疾患11・8% 
C肺炎9・9%
他動的要因によるもの
(F老衰は除く)
D不慮の事故 3・5% E自殺 2・8%
F老衰 2・6% Gその他23・1%

 発表からすでに5年経っていますから、@ABの比重はより高くなっていると考えられます。ガン、心臓病、脳疾患、肺炎を合わせると68%となり、いずれも身体免疫力の低下と関係しています。死亡原因の7割も、免疫力を高めることで克服出来る可能性があります。
 一方、老衰で亡くなる方が、わずか2・6%(内的要因)。余りにも少ないと思われませんか。アオバが提唱している“生涯現役・生涯元気、笑ってポックリ”とは相当の開きがあります。
 いずれにせよ、生命を授かっている私たちは、例外なく、その時を迎えるわけですが、死を迎える、その時ですら、なかなか望み通りにならない現実を見せ付けられています。
 実際亡くなられた方のうち、30%を超す方が、自分が誰か分からなくて亡くなられます。
 さらに、健康年齢と実際に発表されている寿命とのギャップが、この問題の深刻さを浮き彫りにしています。

●男性
平均寿命79・55歳
健康寿命70・42歳
差 9・13歳
●女性
平均寿命86・30歳
健康寿命73・62歳
差12・68歳

 現在のこの文化では、生きるため・生活するための指針や指導は充実していますが、誰もが公平に必ず迎える、その時のための逝き方については、生き方ほど真剣に問い掛けられ ていないと観じています。
 私の勉強会では「逝き方のロマン」として、皆様に真剣に向き合っていきましょうとお伝えさせていただいています。
 老衰の2・6%というあまりにも少ない数値と、68%が免疫力の低下が原因と考えられる死亡数のギャップの大きさこそ、私たちのこの文化が抱える、問題の本質を分かり易い形で示しています。   
 この問題については、改めて後日「生き方の創造」「充実人生の提案」という形でお伝えさせていただきます。

 繰り返しになりますが、死亡原因の70%(3分の2)が免疫力と関係が深いということは、その分、コントロール出来る余地も十分に残されているわけです。これこそ我らの丹羽免疫自然療法の出番です。
 ということで、免疫力の中でも圧倒的に関係の深い生活習慣病について、今一度、一歩踏み込んで考察します。

免疫力と関係の深い生活習慣病

 現在の疾病の中で、7割近くが免疫力と何らかの形で影響を受け、特に5大疾病といわれる、
 @ガン A脳卒中 B心臓病 C精神疾患 D糖尿病ですが、直接的にCの精神疾患を除いて、4つ共に免疫力が関係しています。中でも、脳卒中、心臓病、糖尿病は病名こそ違いますが、原因は生活習慣病の範ちゅうです。
 @ガンですら、免疫力低下が発生の原因といわれていることを考えれば、ガンも有形・無形に係わりがあります。
 習慣病は、食生活・運動と密接に関係をしていることを何度も指摘してきました。
 中年期以降、主に食生活運動量の不足に起因する“メタボリックシンドローム(生活習慣病)”となり、結果として血糖値が高くなる、成人男子の27%、4人に1人が糖尿病になります。
 7月号でお伝えしたように、40歳以上の成人男子の中で、2人に1人、生活習慣病と云われている中で、半分以上が糖尿病患者という恐るべき数値になります。

 病気の発生や原因などを研究する疫学研究の発表で、糖尿病患者の発生数脂肪摂取量、及び自家用自動車の保有台数が見事に比例して、一致するデータがあります。
 戦後の混乱期から脱却して、経済の成長と発展と共に、数十倍に増加し続けてきた糖尿病発症数ですが、この悪役糖尿病はどのようなメカニズムで、私たちに影響を及ぼしているかを説明いたします。
 尿に糖が出るために、糖尿病という名前が付けられましたが、本質的には尿に糖が出て、血糖値が高くなるだけでは、それ程問題ではなく、そこから合併症が起こるために問題が大きくなります。

  例えば、末梢血管が詰まることにより腎機能が低下して、腎臓透析失明が起こります。毎年このために3,000人が失明し、15,000人が透析を受けます。
 ようやく透析患者さんに保険受診が出来るようになりましたが、年間1人当り、数百万円から数千万円の受診費が掛かることは、保険診療、健康保険システムにとっても相当な財政負担となります。
 この他にも5大疾病にありました、脳卒中、心臓病も合併症として現れます。これ程重要で悪しき働きの糖尿病はどうして発生するかを説明します。
 私たちの体は、体内で作られた糖質・糖分が過剰になったときは、体内でインスリンを産生して、糖を分解してコントロールしています。このインスリンの働きが低下すると、分解が滞るために、血糖値が上がるということになります。逆にインスリンの働きが活発で、分解が進み過ぎると低血糖になり、場合によると昏睡状態になります。さてこれからが本番です。

糖尿病、生活習慣病と向き合う

 人類生誕の長い歴史の中で、人間は長い間、原始時代の昔から食の安定供給がされずに、食料に飢える状態、即ち飢餓の状況を続けてきました。現在のような飽食の時代を当然、一度たりとも経験しませんでした。食べる物が乏しく、体内バランスを保つ為に、下がり続ける血糖値を上げる為に、色々な備えを用意してきました。そのために、グルカゴン、成長ホルモン、副腎皮質ホルモン、カテコー ルアミン等々、血糖値を上げる為の備えは充分に用意されました。
  例えば、1週間断食道場に行って、水だけ飲んでいるだけで血糖値は下がりません。これらのホルモン類が二重三重に働いて、血糖値が下がることにより起こる弊害を除去してきました。中でも、昏睡によって、場合によっては獣に襲われて、生命を失くす危険から守るという、人類生存の重要なプログラムでした。

  数百万年続いてきた人類の飢えとの戦いの置土産が、下がり過ぎる血糖値を上げるために用意されたホルモン類だったのです。
 しかし、近年になり、戦後の混乱期から急激な経済成長と共に、一挙に飽食の時代へと食環境は激変しました。
人類の長い生存の歴史の中で、一度たりとも豊かな食の時代を過ごさなかったために、血糖値を上げるためのメカニズムは充分に用意されました。一方で、下げる工夫は全くなされて来ませんでした。

  わずかに、インスリンだけが万一、上がり過ぎた血糖値を下げるために、唯一準備された備えでした。気の遠くなる年月と歴史を経て、人類は生き延びてきましたが、それまでの飢餓の代わりに、突然飽食時代に突入し、必然的・爆発的に増えた糖尿病と向き合わなければならなくなっただけでなく、それまでの飢えの代わりに、飽食の結果としての食べ過ぎ運動不足の生活習慣病に向き合わなければならない皮肉な結果となりました。

 血糖値を下げる唯一の担い手のインスリンは、常時、健康な人の血糖値を(100r/パーデシリットル)レベルの狭い範囲で、調節されています。上がり過ぎた分は、インスリンの働きで下げるが、空腹時、下がった血糖値は、先に述べた数種のホルモンの働きで上げる作用を体内調節のメカニズムとして備えておりました。
 飽食と運動不足を続けていくと、当然“メタボリックシンドローム(生活習慣病)“にかかります。上がり続ける血糖値を、必死に下げようと働き続けるインスリンも当然、限界がやってきます。

  インスリンの働きの低下により引き起される糖尿病は後天的なケースの場合、インスリンの絶対量は出ているのに、効き目が充分でなくなるのを、U型糖尿病といい、これに比して、先天的に分泌量や能力の低下をきたしているものを、T型といいます。我々が直面しているのは、主として、このU型糖尿病のことを指しています。
 T型には遺伝的要素もあり、根本的な治療は厳しいものがありますが、それでも、現代に於いては簡単で携帯に便利な、注射装置の開発により、個人でも出来る治療法が開発されました。この他にも遺伝的、遺伝子配合による発生率の研究もされてきていますが、今回は触れないでおきます。

  遺伝子要因
環境要因の組み合わせて云えば、圧倒的にU型糖尿病で飲食や運動の影響を受ける環境要因によって起こります。遺伝子要因は変えることが出来ないが、環境要因は決心次第で、どのようにも変えることが出来ます。丹羽免疫自然療法を実践することで、この25年間、書き尽くせないほどたくさんの結果を頂戴してきました。
 少し、糖尿病の症状に触れていきますと、先ず初期にはあまり自覚症状がないために、進行が早くなるケースもありますが、次のような症状に注意することが大切です。

  血糖上昇
により、水の多飲・多尿・だるさ・体重の減少、時々ふっと気を失う、強い睡魔に襲われる、こんな症状が出たらドクターに先ず相談してください。これを過ぎると、初期症状として、毛細血管に血流障害が起因して、最後には目が見えなくなったり、腎臓機能の低下、神経障害(物忘れがひどくなる)などに進行して行きます。当然、免疫力も低下するに伴い、感染症に罹りやすくなり、また、傷が治りにくくなったりが起きてきます。
 一旦、血糖値の上昇が起こると、なかなか下がり難い、身体機能は前に述べましたが、厄介なのは高血糖体質に起因する合併症が、大・小・細の血管障害として現れます。
 大血管合併症では、冠動脈疾患(心筋梗塞)、脳血管障害(脳梗塞)を起こし、抹消細動脈では、手足のしびれ、冷えから、最 後は毛細血管の血流障害から、壊死による手足の切断に繋がります。

 ではどの段階から糖尿病の判定が下されるかの基礎的な数値目標は記憶しておいていただく必要があります。血液の溶いる糖の分量により判定をする方法がとられていまさす。血液の1デシリットル(1?の10分の1)の中に、糖が何ミリグラム溶解しているかの数値で表されます。
 正常値110r〜140r、境界値140〜200、200以上糖尿病となります。

  米国の例ですが、糖尿病予防プログラムとして疫学研究の立場で、3000人を対象にして、3つの組に分けて、4年間に渡って、追跡調査のデータが公表されています。

1組 食事と運動 
4年後の発症数 20%
2組 薬物投与のみ
4年後の発症数 30%
3組 観察だけ
4年後の発症数 40%

 U型糖尿病の判定基準は、これ以外にもあります。
 糖尿病診断基準が1999年に改定され、この血糖値の判定基準に加えて、2つの臨床診断の方法が加わりました。
1つは、75gぶどう糖ないし、糖液、を飲んで2時間値が、200r/?以上か、随時血糖値200?/?、のいずれかが認定されれば、「糖尿病型」と判定します。
 再度、日を改めて検査をし、この3つの内の1つでも認められれば、「慢性的な高血糖」と判定され、正式に「糖尿病」とめでたく(?)認定されます。
 この他にも、典型的な糖尿病症状が認められたり、血液中のヘモグロビンA1c6・5%以上、ないしは、確実な糖尿病網膜症が認められるか、この内1つが確認されれば、「糖尿病」と診断されます。

食習慣と“アオバ流4つの健康指針”の勧め

 一度罹ると治らないと云われる糖尿病ですが、この調査で分かる通り、食事と運動が如何に大切かです。アオバ流の健康管理を付け加えさせていただければ、丹羽博士の御指導のように、食事と運動、プラス発想に、SOD様作用食品が加われば鬼に金棒、大安心の世界です。
 治癒出来ないと云われてきましたが、私見ですが治すというより、良きお付き合いをして、コントロールすることを中心とすれば、この25年間の実践で、たくさんの会員の中で重篤の方ですら、多数、社会復帰されていることからも、容易に御理解いただけるのではと観じております。

  そのために先ずは、“アオバ流4つの健康指針”です。先号にも書きましたが、現代社会では生活の利便性の追求から、機械化、省力化の著しい発達により、日常の生活習慣で体を使う、即ち身体機能を高めるための運動量はどんどん減少し続けてきました。代わりに、経済の成長と発展が最優先課題となり、そのために、強力なストレス社会が出来上がり、年齢、性別に関係なく、精神的な疲労の増加という環境が出来上がりました。
 私が強調したいのは、常に病気がすでにそこに発症し、病気ありき、の現代医療システムでは、永久にこれを抜本解決することは出来ません。

 特に5大疾病の原因の一つである、精神疾患では、このストレス社会こそ、最大の要因となっていると観じているところです。
最近、日本でも、この面での疫学研究も進んできて、欧米先進国並みとは行きませんが、個別対応型のカウンセリング制度も充実してきたことは喜ばしいことです。
 老衰死の2・6%よりも、自殺者の2・8%と多い原因こそ、この精神疾患にあります。実質的な数値ですが、その上に、自殺願望を含めたら、この数値の何倍かになりますし、今後も減るどころか、現在の社会環境や状勢では、確実に増える傾向にあります。

 ここでちょっとしたエピソードを伝えますと、皆様もよく知られていることですが、沖縄県は戦後、最後に、日本に返還されたことや、基地問題などで、現在も私たちには大切な政治問題として在り続けています。長い間、長寿県として知られてきました、その原因としては、四面、海に囲まれ、台風問題を除外すれば、一年を通して温暖で、自然の豊かさや、二世代、三世代同居が当たり前の家族環境、仲間、コミュニティを大切にし、仲間意識を強く持つ、助け合いの習慣と共に、食習慣は地産地消しか出来なかった風土環境によって、海産物中心・野菜中心の食習慣が出来上がりました。

 中でも、昆布の消費量は産地の北海道より遠く離れているにもかかわらず、日本最大の消費量に表わされるように、地産のもずくと共に、海藻類を良く採ることでも伺えます。このような環境が20世紀は断トツの長寿県であり続けましたが、最近では米軍基地の影響によるストレスや、子供や若者達の食事の欧米化と共に、リタイヤ後の生活してみたい場所で常に上位を占めている影響で、リタイヤ後に沖縄に移住して晩年を過ごす人が増える傾向が続いてきました。

  ところが、移住してみても、産業が乏しいことや、友人が出来ないなどのために、人生を悲観して、自殺する人が増えたために、平成に入り、一挙に永年の長寿県から平均寿命が並みの水準にまで、下降してしまう状況が起きてきました。
 云いたいことは、先の5大疾病の内で、免疫力に関係する4つと共に、実は最後の精神疾患ですら、心理的・精神的環境をコントロールすることで、座して死を待つから、積極的にポジティブ思考で取り組むことによってコントロール出来るということを伝えたかったのであります。
 糖尿病に力を入れ過ぎて、残された紙面がわずかになってしまいましたが、詰る所、アオバの提唱する“4つの指針”こそ、現在、私たちが抱える最大の健康問題抜本解決出来る可能性を持つ、健康提言であります。厚生労働省が健康を保ち、生活が自立自走出来る健常者としての定義をしています。

 ●自分の自由な、意識と、意志で、何処でも行けること

 ●自分の手で、食べたい物を作り、食べる人

 ということですが、白井流で付け加えれば、生きるための人生目標を持つ、即ち、志を持ち、世のため、人のために尽くす決心をし、自然の仕組みに適う生き方の出来る人となります。

病気はメッセージ、命懸けで役割に気付いてください

 25年間の経験を通して、観じた中では、病気は常にメッセージとして届けられます。人生をその人の持つ、役目役割が今のような生活を続けていけば、健康で快適な生活を続けていくことが出来なくなります。
 今、少し踏み止まって、生活態度、生活習慣精査して、本来あるべき役割に目覚め、気付いてください、となります。その中でもガンをはじめ、難病と云われる重篤な疾病に対しては、命懸けで役割に気付いてください、と厳しくなります。
 とはいえ、顕在意識中心で作られた現在の文化レベルや思考方法では、本質的に自分に都合良く、分けて考えるのが当然で、本質意識(潜在意識)中心で、何の為に生き、生かされているかの、真の意味に気付くのはなかなか難しい問題ではあります。

  例えば、分かり易い例で云えば、タバコです。
 今時、タバコに害があることは、喫煙者は100%分かっているにも拘らず、止めようとしない現実があります。また、糖尿病を宣告されながら、タバコも止めない、お酒も止められない、食べるものも変えられない、と云う人を数多く見てきました。
 学卒で社会的地位や信用がある人であっても、この位は大丈夫、自分は許されると、自分勝手に線引きして、折角、貴重なメッセージが届けられても、その人の気付きと、決心と努力無しには、本来治るものも治らないのは、自明の理であります。

  不思議と社会や、家族内では、信頼を集めながらも、こと自分事になると、ルーズになる人をよく見受けます。物事には何事にもけじめが必要ですが、こと自分に対してルーズに言い訳ばかりしているのは可愛いほうで、タバコで死ぬのは本望で、喫っていても、90歳過ぎてもピンピンしている人がたくさんいるのに、何を云うかと開き直られれば、開いた口が塞がりません。
 自分の生命が大切でない人はいないのに、強がり、言い訳までして、自分の命を軽んずるのは如何なものかですが、そんな人に限って、家族に愛され、頼りにされている、現実があります。

  例外なく、この世に生を受けた貴重な命を大切にすること、これが何の為に生き、生かされているか、の最初の気付きで、役割です。
 マクロの視点と視野に立って、アオバに集う皆様には、本質の使命と役割に準じていただくことを強く願うのみです。
 いずれにせよ、健康問題の核心は、自分の健康・自身の身体管理を、自己の問題として、真剣に取り組む、このことが何よりも大切なことです。私たちのこの文化では、精神身体も自己所有で何をやっても許されるし、この程度では大丈夫という、大ざっぱな考え方にとりつかれ、全く健康について考えない人が如何に多いかが、1億総半病人時代を作っている要因と観じております。

 “病気はメッセージ”の通り、それを最も分かり易く、私たちに伝えてくれるのが生活習慣病ではないでしょうか。
 血糖値が上がってきた、血圧が高い・低い、高脂血症といわれた、等々ですが、サインが出たら、そのサインを神の意志と感じて、真剣に受け止められるかどうか、ここのところがとても大切になってきます。サインが出た後では、むしろ遅すぎるくらいなのに、人は医者にかかれば、処方された薬を飲めばと安医学者易に考える人が如何に多いか、我らの丹羽博士がドクターの立場を超越して、渾身の力を込めて、私たちに発信したメッセージこそ、「薬で病気は治らない」「病気は自分で治すもの」この2冊の著書に集約されています。

 2冊ともすでに絶版となっていますが、これこそ分かり易い“丹羽免疫療法”の伝え方だったのです。
 人間の根元的・本質的な生命の在り方に取り組んだ医学者であり、生化学者、かつ臨床医として、御自身の立場を超えたところでの、一途な研究医としての丹羽博士の姿が浮かび上がって来ます。
 こんな丹羽博士の御指導をいただき、アオバも、私も、命懸けで“丹羽免疫自然療法”の普及に取り組む遣り甲斐人生を頂戴する幸せを観じつつ。

 次回は、合併症の問題についてお伝えします。

アオバ新聞42号より転載しました。

  

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『アオバ新聞43号』(2013年9月号)より 白井常雄氏よりメッセージ
四つの指針 C身体機能を高め、高次の免疫力を持つ(臓器、細胞レベルの健康) 3回目

      

 先号では生活習慣病の中で大きなウエイトを占める「糖尿病」について少し詳しくお伝えさせて頂きました。続いて、今回は「動脈硬化性疾患」についてお伝えします。平たく言えば、血管障害です。
 私達の死亡原因の2番目が心疾患といわれる、心臓に関係する疾患で、3番目が脳血管疾患なのです。前号でも触れましたが、糖尿病との合併症が起こると、高い死亡率となり、即、私達の生命の遣り取りと関係して来ます。血管疾患の原因こそ、日頃、学んで来た「活性酸素」が大きく関係して来ます。動脈硬化老化の原因因子こそ、ご存知の「活性酸素」です。と云う事は、「丹羽免疫療法」の得意分野なのです。

動脈硬化性疾患
には、主として5つに分かれます。
@脳血管障害(脳卒中)
 …脳梗塞、脳出血、等
A冠動脈疾患(虚血性心疾患)
 …狭心症、心筋梗塞
B抹消動脈疾患…閉鎖性動脈硬化症
C腎動脈疾患…腎硬化症
D動脈瘤疾患…大動脈瘤

 どれも聴き覚えのある病名ですが、少し解説をします。

@脳出血の中で、クモ膜下出血と云う名前をよく聞かれますが、発症すると、即、生命の危険があるだけでなく、命を繋いでも重篤な後遺症が残る、厄介な病気です。
Aは命と直結しています、当然な事ですが、心臓が止まれば!
B前号でも触れましたが、糖尿病の中で、失明や、手足の切断、アルツハイマー症の発症に関係しています。
C現在の保険医療制度の金食い虫、人工透析となります。
D石原裕次郎さんが、これで亡くなられたのは、余りにも有名です。

 一旦、これらの虚血性心疾患脳卒中が起こると、例え死亡を免れても、寝たきりになったり、麻痺が残り、生活の質を大きく低下させてしまいます。従ってこれらの、動脈性疾患の予防は、私達の健康長寿を保つ為に大切な事なのです。
 昔は、これらの病気は、加齢と共に起こっていました。最近は、食の荒廃環境劣化により、若い人にも発症する傾向が見られ、知らない間に私達の生活環境が危うくなって来た、分かり易いメッセージと観じ、受け止めています。私達の身の周りに、日常起こっている、聞き慣れた病気ばかりです。それもその筈、実は3人に1人は、この5つの病気で亡くなるからです。これらの血管系の病気を発症するについて、厄介な事は、基本的に、自覚症状が余りない事なのです。

病気の原因、環境劣化、食の荒廃、ストレス社会

 そのメカニズムこそ、ご存知の活性酸素です。各地で開かれている「丹羽免疫療法振興会」による勉強会で、日頃から学ばれている事でしょうが、初めての方に向けてお伝えします。
 私達の生活環境は、近年、経済の発展と比例して、大幅に劣化して来ました。食の荒廃、環境劣化、強度のストレス社会、こうして増え過ぎた活性酸素の中で生活をする私達は、それをコントロールする為に、神は、体内産生する「SOD酵素」を用意してくださいました。
 この無くてはならない「SOD酵素」も加齢と共に、40歳を越す当たりから減少してしまいます。私達の体内で増え過ぎた活性酸素は、血液中の脂質(コレステロール)と結び付いて、過酸化脂質を形成します。これこそ悪名高き、悪玉コレステロールなのです。この過酸化脂質が、血管の内壁に付着して、血管を硬化させたり、もろくさせたり、更には、こぶを形成し、血流阻害したりします。

 これらの動脈疾患のうち粥状(じゃくじょう)動脈硬化症は比較的太い動脈で起こることが多いといわれます。動脈の壁は、内膜、中膜、外膜で形成されていますが、この内膜の内側に、お粥のようになったコレステロールが蓄積され、プラークと云う隆起が出来、このこぶの様な膨らみが成長して大きくなり、ついには血管遮断し血流を止めます。この様な状態を梗塞と云い、この他にも、血管の内壁に出来たプラーク、その物が破れて血液を固めて塞ぐ事を血栓と云い、いずれも同じ症状になります。
 これらが、脳の内に起こると、脳卒中、脳梗塞となり、又、心臓には、自らの心筋に、酸素と栄養を送る為に、冠状動脈と云われる3本の動脈が走っています。これらの動脈でも同じ様に血管が塞がれた状態を起こすと、極度の痛みを伴う狭心症となります。さらに、これが成長して完全に血管を塞ぐと心筋梗塞となり、発症して短時間の内に手当てしないと、一巻の終わりとなります。

 それでは、動脈硬化性疾患を起こす原因について触れます。生活習慣病糖尿病の所でもお伝えしていますが、起こす原因についてほとんど同じなのです、この為、生活習慣病が動脈硬化性疾患の原因因子(リスクファクター)でありますから、これらを予防する為には、生活習慣病の予防さえ出来れば、結果として発症を抑える事になります。大切な事ですから、今一度おさらいのつもりで書きます。

  動脈硬化性疾患、虚血性心疾患のリスクファクター・高血圧・喫煙・糖尿病・脂質代謝異常症・肥満( 特に腹部)・性別( 男性)・加齢・家族歴
となります。生活習慣病予防でお伝えした項目とほぼ同じなのです。
 生活習慣病に関しては、この他には、脂質異常症、高血圧、痛風高尿酸血症等が挙げられますが、丹羽博士の御指導では、脂質異常症については余り心配しなくても良いと言う事でご容赦頂き、高血圧について少し触れます。

 血圧とは全身に血液を循環させる為に、心臓から送り出す圧力を指し、心臓に近い動脈ほど血圧は高く、末端の毛細血管に行くほど低くなります。一般に高血圧と言うのは動脈系の血圧を指します。血圧は心臓から送り出される血液の量と、全ての血管抵抗の積で規程されています。循環する血液量が増えたり、心臓の膊出量が増えたり、抹消の血管が何らかの原因で広がりにくくなり抵抗が増えたりすると、血圧が上昇します。

 これらの調整に関しては、心臓の収縮力、自律神経、又は、多くのホルモンバランス、有機的相関関係と協調作用により生理的に調整されています。血圧は心臓が収縮した時に最高血圧となり、拡張した時に最低血圧となります。血圧を計る時に上、下、と言うのはこの事なのです。
 血圧は、生活環境や時間帯、食事、飲酒、喫煙、気持ちの持ち方等で常に変動しますから、自分の正しい血圧を把握する為には、安静にし、時間帯、場所等に注意を払い、何回も計る必要があります。常に自分の正確な血圧を知ることは大切な事です。

次に日本高血圧学会のガイドラインを示します。

分類              収縮期血圧     拡張期血圧
至適血圧           <120    かつ    <80
正常血圧           <130    かつ    < 85
正常高値血圧        130〜139  または  85〜89
T 度高血圧         140〜159  または  90〜99
U 度高血圧         160〜179  または  100〜109
V 度高血圧         ≧180    または  ≧110
(孤立性)収縮期高血圧  ≧140    かつ   <90

 日本人の高血圧と脳卒中の発症率を、久山町にて、疫学研究された、有名な研究データによれば、高血圧の数値の高いほど、脳卒中の発症が比例して多くなると学会発表され、正式に認められています。特に、血圧を計る時に、環境により計測結果が変化する傾向が指摘されています。自分で計ると異常に高くなったり、病院で計ると高くなったりするケースを、前者を仮面高血圧、後者を白衣高血圧と呼ばれています。血圧を計る上では安易に計測せずに、細心の注意が必要と言う事であります。
 それでは、高血圧発症の原因はどの様になっているかと言えば、実は、原因をはっきりさせる事が出来ない、本態性高血圧が大部分を占めています。現代医学が進歩しているにもかかわらず、原因究明すら出来ていません。結果として、他の生活習慣病と同等に、加齢を背景に、遺伝的因子環境的因子が複雑に絡み合い、発症すると考えられています。

  高血圧症
の治療については、古くから、塩分摂取量についての関係が問題視されて来ました。高血圧と食塩摂取量との深い関係についておさらいを致します。
 日本人には従来から高血圧や脳卒中が多く見られました。背景として、伝統的食生活における、食塩過剰摂取の影響が多い事が良く知られています。日本人の食塩摂取量は、現在でも1日平均11グラムあり、欧米人に比べてかなり多いと指摘されています。
 日本人の食塩好きは、主に食生活と関わりがあります。漬け物、味噌汁、梅干しなどに象徴される様に、日本独自の伝統食と深い関連があり、なかなか治すのが難しいのですが、「日本高血圧学会」の治療ガイドラインでは、1日6グラム未満と言う厳しい減塩を指導しています。

 これがどの位厳しいか理解して頂く為に、加工食品の食塩含有量表で代表的食品含有量をお知らせします。
 これら加工食品に含まれる食塩は全て、現在は自由化されましたが、以前は専売公社法により、独占的に専売公社だけに販売が許された国家管理統制品でした。
 専売公社は国の管理の元で、安く、早く、大量に、安定的に、専売公社法により食塩製造工場で生産されます。ここで生産された塩は、NACL(塩化ナトリウム)純粋に化学記号で表す化学塩であり、混じり物が全くない純度99%以上の精製塩なのです。これを食塩と表示して、販売されて来ました。

  又、横道に入ってしまいますが、私達の健康に大切な事ですから、触れさせて頂きます。だいぶ前の話しになりますが、桜沢如一先生により開発された、玄米正食に興味を持ち、ひと頃、「マクロビオティック」の研究を致しました。相当、奥も深く、理念、哲学も、しっかり確立され、日本だけでなく、世界で沢山の国に受け入れられています。
  あまり紙面もないので、エッセンスだけお伝えします事でお許し下さい。少し乱暴過ぎますが、先ずは地産地消です。最近はあちらこちらで云われ出しましたが、元祖は、こちらであります。次は、一物全体食、全てを余す所無くです。例によって前置きが長くなりました。これが言いたかったのです。塩は精製塩は厳に慎み、いつもの癖でつい格好を付けましたが、絶対禁止です。アオバ流健康法でも、天然のミネラルやにがりがたっぷり入った、自然塩をお勧めしています。

加工食品名塩分含有量
塩鮭       1 切れ(80g) 約4.6g
たらこ      1 腹(50g) 約2.3g
焼きちくわ    1 本(100g) 約2.4g
梅干し      1 個(10g) 約 2 g
塩辛(いか)   大匙一杯(20g) 約1.4g
はんぺん     1 枚(100g) 約1.5g
沢庵       1 切れ(10g) 約0.4g
チーズ      1 切れ(20g) 約0.6g
食パン      1 枚(60g) 約0.8g
薄切りロースハム 1 枚(20g) 約0.6g

 

 私の健康法でも、マクロビオティックの考え方に影響を受けている面があります。玄米正食では、自然塩を焼き塩にして、料理にも健康法にも、あらゆる所で活用されています。いつか又機会があれば、マクロビオティックの勉強をいたしましょう。
 話しを元に戻せば、今販売されている精製塩を食塩と云っていますが、純粋な塩化ナトリウム100%の化学塩なのです。そしてこの化学塩が加工食品では、大手を振って使われています。余程の真面目な業者でないと自然塩は先ずは使われません。使えません。圧倒的にコストが違います。私が何時も力説している食の荒廃の一旦がここにあります。

 話があっちに行ったり、こっちに来たり、現在の日本の気象如く、すいません。75年間使って来た私の脳細胞も、加齢と暑さで、些か頼りなくなって来ております。あしからずです。塩の結論は、古来から云われて来た諺のとおり!
 良き按配(塩梅)に使う… 自然の恩恵をたっぷりと受け取ったミネラルや、にがりの入っている自然塩こそなのです。

  一日6gも大切ですが、その前に、私達は先ず素材にこだわります。次に、食事の 取り方にも大切なポイントがあります。
塩1gは、醤油にして、約小さじ一杯。
 味噌にすると、一杯半位です。表にもあるように、意外に塩分含有量は、思っているより多いのです。そこで、日常の食事習慣のなかで気を付ける事で、塩分摂取量の改善が出来るアオバ流健康法の提案です。

@掛けるよりつける、(醤油やソース)の使い方

A麺類を食べる時、汁は断固として残す
B酸味や香辛料を上手に使う
C漬け物や汁物の量に気を付ける
D練り製品、加工食品に気を付ける
E薄味に慣れ、食べ過ぎない

 但し減らす必要があるのは、ナトリウムであり、カルシウム 、マグネシウム、カリウム等の摂取は充分に摂る必要があります。塩の塩分ばかりに気を取られていると、塩は塩化ナトリウムですからナトリウムにも実は気を付けなければなりません。
 旨味調味料グルタミン酸ナトリウムや、イノシン酸ナトリウムにも、3gに付き1gの食塩相当になります。又、ちょっと気が付きにくい胃薬にも、重炭酸ナトリウムが含有されていますから、注意する必要があります。
 生活習慣病や糖尿病のところで触れたように、エネルギー摂取を、食事療法運動療法を使って体重をコントロールして、肥満を予防することが、高血圧症にとってもやはり重要となります。

 最後に、生活習慣の中で、アルコールも重要となります。一時的には血管拡張作用として働き、血圧を下げる効果がありますが、慢性的な多量飲酒は、高血圧の原因となりますから、禁煙と共に高血圧症を持つ方には、禁酒にも気を使い、コントロールする必要があります。
 今回は主として動脈硬化性疾患高血圧症について、食による是正効果についてお伝えしました。本来は脂質異常症高尿酸血症もお伝えしたかったのですが、残念ながら紙面の都合で割愛致しました。またの機会にゆずります。

『丹羽式免疫自然療法』の必要性

 この様に進歩していると受け取られている最先端の現代医学であっても、原因究明すら出来ない難しさがあります。原因が分か生化学者らない訳ですから、当然つける薬はありません
 なにを強調したいかと言えば、これらの生活習慣病を始め、動脈硬化性疾患、脂質異常症、高血圧症、糖尿病等全て、活性酸素が関与し、直接、間接に免疫力が関与します。

 もう、賢明な読者はお分かり頂きましたでしょうか。世界で、活性酸素の権威!免疫療法の権威! 若かりし頃、厚生省難病斑のプロジェクトドクターを務め、臨床研究医、且つ、少年の心を持った野球老人? 怒られそうなので、野球熟年。そうです、丹羽耕三博士此処に在り! なのです。

  現代医学では、原因の究明すら出来ない生活習慣病を始め、ガン、糖尿病、動脈硬化性疾患、高血圧症は全て、免疫力に関係し、日本人の死亡原因の60%に関与しています。活性酸素の権威であり、「丹羽式免疫自然療法」の研究開発者である博士が、30年掛けて、全生命を斗して、創りあげて来た「免疫療法」こそ、これらの疾病に対し、確かな結果を出す実践と、実証をさせて頂き、博士の御指導の元で、驚くほどの成果をあげてきました。又、25年間に渡り、共に歩ませていただきました。

  この様な有り難く幸せな思いを全国の皆様と分かち合い、明日の成長の糧とし、博士へのご恩返しに繋げて行きます。
 この様に、心疾患や脳疾患で亡くなる人は、第一位の癌死亡率とほとんど同じレベルですから、アオバ流「生涯現役、生涯元気」で、生かし、活かされている本来の役割を全うする為にも、最大の関心と注意を注ぐべきと観ずる次第です。

  繰り返しになりますが、この為にこそ、アオバ流健康法を私達が実践する為に、「4つの指針」が生まれてきました。「4つの指針、最後の免疫力を高める」で、お題目でなく、日常の生活の中で、アオバにご縁のある皆様には、「自分の健康は自分で守る」の確固たる信念を持って、本音で取り組んで頂きたいと強く願っている次第です。

 私の、恥ずかしい、拙い、人生経験で、沢山の失敗と体験を通して、体得した財産こそ、家族と共に生かされ、自然の中で活かされていると言う気づきでした。中でも、自己中心で、自分さえ良ければ、会社さえ儲かればと、行け行けで突き進んだ先の、倒産劇で、心成らずも多くの取引先を始め、家族、友人、知人に多大な迷惑を掛けてしまいます。倒産経験を、一度成らずも二度もする馬鹿さ加減に自分でさえ愛想がつきます。さすがのお常さんも進退窮まります。その先は、強度の自己嫌悪に落ち入り、生きる目標も、価値も失くした先に、辿り着くのは、死んでお詫びとなります。

  文字通り、自己消滅して全てを清算と考えますが、これが中々、どっこい、そうさせて貰えません。その当時は苦境に立たされ、正に、絶対絶命的境地でありますから、先を見通す事すら出来ません。
 もう30年前の話になりましたが、当時の法律では、今時の様な自己破産法は存在せずに、中小零細企業経営者には、個人保証制度により、会社が倒産しても負債はあくまでも、個人で、最後迄返済させるとなります。分かり易く言えば、死んでも、家族に借金が残るわけです。

 実は当時の心境は“万事休す”、死んでも死にきれないのか、と天を恨む気持ちの方が強く観じられました。実は、“好事魔多し”の真逆で、“魔の真っただ中にも真理”があり、幸運の女神が手を差し伸べていたのです。

 私が良く例に出すたとえ話ですが、幸運の女神は前髪3本、後ろはツルッ禿、神様は人生に3回の幸運(チャンス)を用意してくれているが、常時、前向きに、積極的に生きていないと、幸運は掴めない。
 人生に用意された3回の幸運、チャンス。日頃から、来たら掴む用意と決心が大切です。その時に、ぐずぐずしたり、躊躇していれば、幸運の女神が通り過ぎてしまいます。通り過ぎてから、掴もうとしても、後ろは…なのです。

  まさに我が人生の、修羅場、土壇場、正念場がやって来ました。お願いして来て頂いた訳ではありませんが、改めて、決心して向き合います。今度こそ、人様に迷惑を掛けない、人の為に成る仕事をする。周りの人に、「あいつも晩年は良い仕事をしたなあ」と、云わせたい、云われたい。齢46才の5月でありました。
 又、又、恥を書きました。なにを言いたいかと言えば、あなたや家族の健康を守る為に、しっかりとあなた自身の決心大切な事を言いたかったのであります。

  世界中を見回しても、日本ほど、安心・安全の国はありません。「与えられ過ぎ、守られ過ぎ、安全過ぎ、幸せ過ぎて、道が見えない日本人」… 評論家のどなたかが云われ、とても的確に、現在の日本人や、社会を、表しているので、時々使わして頂いています。名前を忘れて失礼しています。どなたか知っている方はお知らせください。

  今迄、私達は国からの手厚い、社会福祉制度、社会保険制度、健康保険制度、などに守られて来ました。21世紀に入り、これらを支えて来た、経済基盤、社会基盤、環境基盤が著しく劣化し、最早、私達を保護し、守って来た諸制度がその大元から、崩れ始めています。

 勿論、今直ぐにと言う事ではありません。
 10年、20年、とマクロ的見地ではありますが、そんなに遠くない将来、必ずやって来ます。その時が来てからでは万事休すなのです。こんな困難な状況だからこそ、「自分の健康は自分で守る」「アオバ流4つの指針」健康法なのです。

  この社会的、環境的、背景こそ、私達の拠って立つ活動領域であり、社会的ニーズに基づいた運動基盤であります。
国際的に評価され、且つ、30年掛けて、心血を注ぎ創りあげて来て、他のどんな治療法より、自然の仕組みに適った、「丹羽式免疫自然療法」の出番なのです。
 丹羽耕三博士の偉業に裏打されるだけでなく、丹羽博士自ら直接指導が受けられる幸せと、責務をしっかりと受け止め、全国のアオバ会、仲間の皆様と共に、「アオバ流健康法」の普及に、「生涯現役、生涯元気」で取り組む幸せを感謝して、これで、「4つの健康法」は一応ピリオドと致します。
 そして、2012年2月号から始めたシリーズも、「丹羽式免疫自然療法」を普及し、活動支援する私達が、先ず率先して、「自分の健康は自分で守る」為に、アオバ流「4つの健康指針」として、分かり易く、即、実践出来る事を目的に始めさせて頂きました。

  果たして、初期の目的を達成したかと問われても、全く自信はありません。?です。拙く、乱暴に生きて来た私が、全人生で、学び、体験を通して得たサムシングを、アオバに集い、活動される皆様にシェアしたい一心でありました。舌足らずの所は私に免じてご容赦下さい。

 25年前に、丹羽博士との劇的な出会いにより、アオバは創業されました。「宇宙・地球・人間の調和を考えます」の社是の通り、掛け値なし、真っ直ぐに、ひたすらに、丹羽耕三博士と「形態波動エネルギー研究所」の足立育朗所長のご指導の元で歩んで参りました。

 こんな私を、人間として、経営者として育てて頂いた大恩人の石川忠先生の薫陶あればこそであります。草葉の陰で口ぐせの「ベリーグッド!」と言って頂いているかどうか、 不安な所であります。
 アオバと共に、生涯現役で活動を決心されている皆様には、最も大切な活動指針であり、「自分の健康は自分で守る」実践の為のバイブルとされん事を願いつつ。

 

 「4つの指針」についてシリーズで書いてきました。下記の文献を参考にさせて頂きました。引用させて頂いた、著者、及び、出版社に心から敬意と感謝を捧げます。

○改訂版 食と健康
著者 子城勝相 放送大学教授  清水誠 東京大学大学院教授   放送大学教育振興会 編

○食ショック
中央公論新社 読売新聞  食ショック 取材斑

○食品表示・賞味期限の裏側
著者 岩館博人 はる出版

○麹のちから
風雲舎 著者 山元正博

○沖縄が長寿でなくなる日
岩波書店 沖縄タイムス  「長寿」取材斑編

○環境浄化石けん
サンマーク出版 著者 森田光徳

アオバ新聞43号より転載いたしました。

  

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