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生活習慣病と活性酸素

 
 

 

現代の歪めてしまった環境に生活する私たちへの大きなサポート

ハーモニーライフ 只野富士男

 2003年で15年以上に渡りたくさんのみなさんの支持をえているSOD様食品なのですが、私自身は基本的に健康(と思っているので)なので、普段は必要ないと思っていたのですが、毎日30グラム食べていた時期の後でまったく食べない時期がありました。その時に…仕事などで無理をした時に疲れ方が違っていることに気が付きました。

 毎日摂取していると、意外と無茶な生活をしていても比較的ボディが楽だったのです。本来は食事の中(野菜などに含まれている)にあるSOD酵素なのですが、現代の食事環境と私たちの体の機能的に食品に含まれているSOD酵素を消化吸収出来にくくなっているようです。

 土佐清水病院の丹羽博士はSODやアトピーの研究の世界でも有数の一人者であります。もう70近い高齢でありながら、今も精力的に難病治療に明け暮れている方です。丹羽博士が大学病院に勤務されていた頃にご自身のお子さんを白血病で亡くされてから、SODの研究を本格的に始められて、同じような苦しみを少しでも人々から開放できれば…という思いでいらっしゃいます。

 以前、ある方から『SODっていうのは自然のしくみそのものなんだよね、でもその事にはあまり気づけないんですよね…』とおっしゃっていたことが思い出されます。その時は私も意味がまったくわかりませんでした。

 ただ、『病気を治そう』という気持ちだけではなくて、こうした自然(大きないみでの)に感謝していくこと…このような調和のとれた食品を私たちが手にすること。そしてこのような社会環境にしてしまったことへのお詫びの気持ちを感じさせてくれるのは、ありがたいことかと思います。

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病気の原因の90%が活性酸素って本当?

病気の原因の90%が活性酸素って本当?

活性酸素に関しては今から50年以上前に米国の生化学者フリードビッヒ博士によって解明され、その後世界各国で研究が行われてきました。その結果、人が罹るあらゆる病気に活性酸素が関与していることが明白になりました。今や病気の90%は活性酸素が原因だということが判明したのです。それでは残りの10%は何かといいますと、風邪やエイズ、また最近増えてきている結核などの菌が体内に入っておこる病気、すなわち感染症です。

人は呼吸することによって空気中から酸素を取り入れています。そして細胞はその酸素を使って栄養分を分解し、生きていくためのエネルギーを作り出しているのです。ところが、この過程で吸った酸素の2〜3%が体内で電子の欠けた悪い酸素になります。これが「活性酸素(フリーラジカル)」といわれている酸素なのです。

活性酸素のイメージとしてはなにか生き生きとした元気のよい酸素と思われるでしょう。ところが大変攻撃的な性格の激しい酸素なのです。そして正常な酸素から電子を奪い取ります。するとこの奪い取られた酸素もまた活性酸素になってしまい、他の正常な酸素を攻撃し電子を奪い取りにいくのです。こうしてどんどん連鎖反応をおこして活性酸素が一気に増えていくのです。

私たちの体は約60兆個の細胞で出来ています。髪の毛も皮膚も血管もそしてあらゆる臓器が一つ一つの細胞から成り立っているのです。ですから健康であるということは、この細胞一つ一つが元気であるということなのです。活性酸素はこの細胞に攻撃をしかけ、細胞を酸化させてしまいます。この細胞が酸化させられることによって、老化や癌、動脈硬化などの生活習慣病が引き起こされるのです。

あらゆる臓器が細胞の集合によって構成されているのですから、もしも仮に皮膚の細胞が酸化されたとすると皮膚の病気になるということです。同じことが目、胃、腎臓、脳等におこれば各々の病気になるということです。

酸化されるということがどういうことかといえば、例えば、りんごを半分に切ってしばらく放っておくと、切り口が赤茶色に変色します。または、鉄クギは半年、1年するとしだいに赤く錆びついてきます。こういう状態が我々の体内で起こっているということです。

ところで、人が老いることを老化していくと一般的には捉えられていますが、年を一年一年積み重ねることが果たして老いるということでしょうか?そうではなくて実は血管が老化することなのです。この血管が老化していくことに活性酸素が深く関わっているのです。活性酸素によって血管が酸化され硬くなり、脆くなる。しかも、活性酸素によって酸化されたコレステロールや中性脂肪がたまって血管を狭くしてしまうのです。
そこを血栓(血の塊)が詰まれば一巻の終わりです。心臓の動脈が詰まれば狭心症や心筋梗塞を引き起こします。また、脳で動脈が詰まれば脳梗塞であり、血管が破れれば脳溢血です。

このような血管が老化するという現象は中高年に多く見うけられましたが、昨今は、若い世代でも活性酸素を体の中にたくさん作るような生活が習慣化されて、早くから血管が老化しているのです。従って、20代、30代ですでに40代、50代の血管になっている若者が非常に増加しているのです。まさに老化がこの世代から始まっているのです。

このことから現在、日本は長寿社会かもしれませんが、これから先10年もすれば日本の平均寿命は60代、いや50代に下がっているかもしれないと予測されるのです。


 

 

活性酸素はどのような仕組みで発生するか

さて、いったい活性酸素とはどのような仕組みで発生するのでしょうか?
これを説明するためには、どうしても化学構造を持ち出さねばなりません。少し学生に戻って科学の授業で習ったことを思い出してみましょう。酸素分子(O2)は酸素原子である(O)が2個結びついて1個の酸素分子を形成しています。

この酸素原子(O)は、その中心に1個の原子核があって、その周りを8個の電子が回っています。酸素原子の場合は図のように電子の軌道が2つあり、この8個の電子は内側の軌道に2個、外側の軌道に6個が回っているという構造になっています。

普通、電子は2個がペアになって存在しており、それが最も安定的な形だとされています。ところが、酸素原子の外側の軌道を回る6個の電子のうちの2個だけはペアになる相手を持っていないのです。そこで同じようにペアとなる相手を探している他の酸素原子の外側の2個の電子とくっついて2つの酸素原子が結びつき酸素分子(O2)となって安定するのです。

ところが、なにかのはずみで、くっつくことが出来ない、ペアの組めない電子(不対電子)ができるのです。そしてなんとかペアの相手を見つけて安定しようとします。そのために、他の物質の分子から電子を掠奪しようと襲いかかります……。これが、活性酸素です。つまり、普通の酸素がなにかのはずみで、ペアとなる電子を欠き、掠奪者となった酸素が活性酸素なのです。この掠奪者ことを“フリーラジカル”といいます。

一方、掠奪された側も活性酸素となって他の分子を襲って電子を掠奪します。するとまた掠奪された分子が他の分子から電子を奪い取ります。こうして、次から次へと連鎖反応をおこしていくのです。この電子が奪われていくことを“酸化”と呼び、逆に電子を奪って安定することを“還元”と呼んでいます。

つまり、このフリーラジカルが他の分子から電子を奪いとることにより、その分子は「酸化」してしまうのです。酸化するということは、金属の腐食や食べ物が腐ることと同じ意味です。そして酸化が進めば、鉄がサビつくように細胞をサビつかせるのです。

そしてこの“活性酸素”は非常に過激で酸素力が強烈なのです。この強烈な酸化力を持って、体内の細胞を次から次へと酸化していくのです。この超酸化力によって私たちの体内にある血管や臓器がボロボロになっていくのです。

 

 

活性酸素には4つのタイプがある

 

活性酸素には4つのタイプがある

以上の仕組みで活性酸素ができて、私達の細胞を酸化させていくわけですが、じつは活性酸素には次に上げる4つのタイプがあり、それぞれ違った悪さをするのです。

@ スーパーオキサイドラジカル

最も一般的な活性酸素で、体内では、酸素分子から最初に生成されます。酸素分子の一方の原子にあたる電子が一つ欠けたもので大量に発生します。活性酸素の中では代表的存在です。
この活性酸素は体の中の細胞内でミトコンドリアが酸素からエネルギーを作るときに生成されるので、私たちが呼吸をしている限りこの活性酸素の発生を避けることは出来ません。
放っておくと細胞を傷つけたり破壊したりして、生体に大きな損害をもたらすことになります。また、白血球が体内で侵入してきた細菌などを殺すときの武器にもなり、このとき大量発生します。

A 過酸化水素

酸素原子2つと水素原子1つがくっついて出来た活性酸素の仲間で、極めて不安定な性格をしており、非常に強い毒性をもっています。
過酸化水素は「オキシドール」とも呼ばれています。「オキシブル」という商品名で売られている消毒剤をご存じでしょうか。この水溶液を怪我したときなどに、傷口にかけると白い泡ができますが、これは過酸化水素が傷口のばい菌をその毒性で酸化し、殺菌しているという証拠なのです。

B 一重項酸素

酸素分子を構成している2個の酸素原子の片方の電子がもう一方の不対電子軌道に入ってしまった結果、片方の不対電子軌道が空いてしまった状態の活性酸素。悪質な性格をしており、反応性が強いために次々と他の活性酸素に姿を変えてゆく性質をもっています。 一重項酸素は、放射性(X線)や紫外線に皮膚があたると皮下組織で大量に発生し皮膚がん等を引き起こす非常に怖い活性酸素であり、肌にとっては大敵です。

C ハイドロキシラジカル

過酸化水素水を半分にしたような化合物で、酸素分子が分裂して互いに独立したうち2個の酸素原子で、それぞれ酸素原子1つと水素原子1つがくっついた状態の活性酸素です。この活性酸素は最も酸化力が強く、このハイドロキシラジカル1個で人を50%の確率で死亡させるといわれています。


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4万人の臨床経験から考察する予防医学

ハーモニーライフ研究会 只野富士男

 私がとても信頼している医療家で、若林明彦さんという方がいます。現在、予防医学研究所(東京・台東区)を拠点に世界中で活躍されている東洋医学の研究者です。若林さんは20代前半に大病を患い、医療の師となる「赤ひげ堂」の竹内院長の門を叩きました。自分の病気、そして治療を受けた気づきを通して、自らも医療を志しました。
 その後、10年間、副院長として治療に従事し、40000人を超える患者さんの治療に携わり、数々の末期ガンや難病の治療実績を持っています。

 私が知り合ったのは、八年前、93年でしたが、その当時から真剣そのものでした。しかし、柔軟な思考で、人の意見も素直に取り入れられる人でした。
 特に精神医療の分野において、独自の治療法を開発され、意欲的に取り組んでいます。日本のみならず、世界各地でセミナーや講演会などが、開催されています。

 そんな若林さんは、このように“活性酸素”について、言われています。(『』内は若林氏の考察)

 『病気の発生要因の90%以上は、活性酸素が体内異常発生が原因と言われています。 しかし、それに対して今の医学は有効な対応策が、未だにないかのように思えます。』『ウサギの耳を傷つけ、石油で出来たコールタールを塗っていくとガンになる。こうした動物実験があります。そうした事はすでにわかっていても、私達の食品や、日用生活に多く、石油から合成された化学物質が使われています。』 

 要するに、原因がわかっていても、改善されないのです。

 『そして私達の生活は豊かになった反面、様々な化学物質に身体を蝕まれています。石油をベースにした合成洗剤や農薬、食品添加物、抗生物質を日々、体に取り入れています。環境としては、自動車の排気ガス、紫外線、電化製品の有害電磁波などを毎日の生活で避けられません。』『こうした結果、体内で活性酸素が異常発生し、花粉症、ぜん息、アトピーと言った、アレルギーや、ガンを始めとして、様々な病気を引き起こしています。』

 『医学がこれほどまでに発達したのですが、90年代の10年間に生活習慣病と言われる、ガン、脳溢血・脳梗塞、心臓病により亡くなった人が2000万人以上います。』…と若林さんから聴いています。

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こうして活性酸素は細胞を攻撃する

こうして活性酸素は細胞を攻撃する

人は空気を吸って、体内に酸素を取り入れています。その酸素を使って食物を体内で代謝させることによってエネルギーをつくり出しているのです。その役割を果たしているのが細胞内のミトコンドリアです。ミトコンドリアが酸素の新陳代謝によりエネルギーを作り出すときに、酸素の一部が活性酸素になります。

私達の体は60兆個の細胞から成り立っています。ですから、この一つ一つの細胞が酸素を使って栄養を代謝するたびに活性酸素を発生させているということになります。ということは、人間は生きている限り、活性酸素から逃れることはできないということです。
では、どのようにして活性酸素は細胞を傷つけ病気を生みだしているのでしょうか?

・ 細胞膜が活性酸素によって酸化される

細胞は不飽和脂肪酸という脂肪の膜で覆われています。この細胞膜が活性酸素によって酸化され、有害物質である過酸化脂質にかわります。
“酸化される”ということは、例えば、天ぷら油を使ったあとそのまま放っておくと、その油は日が経つにつれ、黄色く変色し、ボロボロになります。鉄クギを屋外へおいておくとやがて赤く錆びついてしまいます。これが過酸化脂質なのです。不飽和脂肪酸が空気中の酸素によって“酸化”して“過酸化脂質”になったというわけです。

私達の体内においても、同じようなことが起こっています。活性酸素によって体内の細胞膜(不飽和脂肪酸)が過酸化脂質に変わると、それが血管の壁にこびりつき、やがては血管を狭くし、塞いでしまいます。私達は血液によって酸素や栄養が体の隅々まで運ばれているのです。ですから血管が塞がれてしまうと、供給不足になり、各細胞は衰えていきやがては死滅してしまいます。

もちろん、酸化されるのは血管だけではありません。内蔵のあらゆる器官から皮膚にいたるまで活性酸素による酸化は体のすべてでおこるのです。

・ 癌も活性酸素が原因で発生する

細胞の外側を覆っている細胞膜が活性酸素によって過酸化脂質に変化することにより細胞膜自体が破壊されると、活性酸素が細胞内に侵入し核のあるDNAに直接襲いかかります。DNAは人間を正常な体に構成するために一つ一つ作り上げるための、いわば遺伝子の基になるものです。このDNAが活性酸素によって狂わせられて、突然変異の遺伝子をつくり出してしまいます。この変異した細胞がガン細胞なのです。

以上述べてきましたことから、活性酸素がいかに私達の体を蝕んでいるか、良くご理解いただけたかとおもいます。

酸化は私達の気付かないところで常に起こっています。知らず知らずのうちに私達の体は酸化されているのです。そして、老化を促進させ、心筋梗塞、脳梗塞、癌などの生活習慣病を引き起こすのです。人間の体は60兆個の細胞で構成されています。従って胃を構成している細胞が酸化されれば胃の病気になるし、膵臓でおこれば膵臓の病気になり、皮膚でおこれば皮膚の病気になります。

風邪のウイルスなどによる細菌感染でおこる病気以外はすべてこの活性酸素によっておこるのです。故に現代病の90%は活性酸素が原因であるということになるのです。

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引用・参考文献

『現代文明人の健康維持・美容・老化防止とSOD様作用食品の効果』  (丹羽靭負・著)   活性酸素研究会
『激増 活性酸素が死を招く』 (丹羽靭負・著)                日本テレビ放送網株式会社
『未来医療への扉 病気はメッセージ』 (若林明彦・著)                       健友館
『SOD様食品体験談集 アトピー・ゼンソク・アレルギー編』                     秋吉正夫
『血液と健康の知恵』(千島喜久男・著)                           新生命医学会
『血球の起原』 (森下敬一・著)                                生命科学協会
『波動の法則』(足立育朗・著)                         形態波動エネルギー研究所
『誰でもできる自然な食事と暮らし』 (只野富士男・著)                ハーモニーライフ


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発行                     ハーモニーライフ
発行責任者                          只野富士男

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