先月、後半に読み込んだ『7SEEDS』という田村由美というマンガ家が描いている少女マンガです。
当時(1999年頃)、調和のとれた会社を経営されていた人(ほとんどが男性、20-50代くらいかな)たちもこぞって読んでいた『BASARA』を描いた作者の作品で、今連載中というか、12巻まで発売されています。
私が、何人かの方から聞いた時空間移動したあとの地球の雰囲気(あくまでも私のイメージだから、実際にはわかりませんから)に似ている地球環境が舞台になっています。アセンションという言葉は今ひとつよくわかりませんが、地球の時空間移動というのも実際に体験したことがないので、なんとも言えませんが(笑)。
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田村由美の連載中のマンガ。そう、あのBASARA を描いた人です。話題になっていたので、半年前に当時の最新刊の11巻だけを買って読みました。今週、ブックオフに行くと、1〜12巻がそろってました。思わず買ってしまいました。
11巻を読んだとき、内容的にサバイバルもの(少女マンガですが)ということは知っていたのですが、描写があまりにも酷だったので、…何ともかんともでしたけれど、内容はちゃんと知っておきたいとずっと思ってました。
大筋… 「7SEEDS」とは政府のあるプロジェクトの名前である。学者らが「近い将来、巨大天体が降り地球は様々な災害に見舞われ、恐竜が滅亡した時と同じような状態になるであろう」と予測した。
人類の滅亡も危ぶまれるこの事態に、各国首脳らが極秘会議を重ねた結果、このプロジェクトが誕生した。すなわち、若く健康な人間を選んで冷凍保存し、地球が災厄に襲われている間眠らせ続け、やがて人が住める状態になったとコンピューターが判断したら解凍が行われ放出されるというものである。
「7SEEDSプロジェクト」は国ごとに行われ、日本では7人ずつ5チーム「春・夏A・夏B・秋・冬」に分かれている。選ばれる基準は様々で、遺伝性の病気や早死にした者・犯罪者が身内にいないこと、本人の健康状態、生殖能力の有無、豊かで問題のない家庭に育った、容姿も麗しい、できればある分野に秀でている、などである。
11巻は読んでいたので、最初に12巻。最新の流れをちゃんと知って読みたいじゃないですか、だから当然12巻から読みます。完結している話だったら、最終巻から読みます。その後、順次1巻からとなります。
あまりにも面白い!思わず夜中まで読んでしまった。8巻くらいまで。おかげで昨日は寝不足でした。
この本を読んでみて…改めて自分が何もできてないこと、自分にいったい何ができるんだろうと考えてしまう。
7SEEDSを読んでから、ずっと考えている。考えていること、そこに至る(マンガと関係なしに)までのことは書きにくいことなので割愛しますが、『自分に何ができるんだろう』ということを考えています。
と言っても、毎日普通に暮らしているのですが。
自分のこともろくすっぽ出来ないのに、他の人に役に立つなんて今の自分には難しいなって。何か得意なことって?どちらかというと出来ないこと不得意なことのほうが日常生活でも多すぎる。多分に『考える』ということが苦手。あと『人の話を聞くこと』とか。長い話になると、最初に何を言っていたのかがだんだんわからなくなる。だから『結論を先に言って欲しい、その上で理由を聞くから』というみたいな感じになってしまう。
調和のとれた社会になるといいなという気持ちも、『自分だとできることが少ないから、みんなで協力してくれる(社会)を望む』というエゴだったのかも知れない。まあ、反対に考えれば、色々と能力のある人間だったら、『協力しないと出来ないよな』とか考える必要がなかったから、もっと傲慢な自分だったのかなとも思う。でも人と協力することって苦手なんですよね。それは『相手の話を聞くこと』が苦手だから(笑)。そのクセ自分では出来ることがない…イヤんなりますよね。
お金を稼ぐっていうことも物凄く苦手。『稼ぐ』という言葉も昔から苦手。筋金入り。お金を稼ぐことが苦手なおかげで、気づけることもあるんですが(笑)。今の社会だと困りますよね。
でも、お金があると(お金を使うと)今の社会だと大抵のことが解決してしまうけれど、お金を使えないとして『自分に何ができるか』を探すことも同時に大切な気がします。まあ、僕は両方苦手なんですが。
9〜11巻の竜宮編(シェルターの話)では、農業や生活に関することを色々な人が分担しています。主人公はコメディアン(笑)、他に歌手や漫画家、映像クリエーター、役者、ラーメン屋、服を作る人、色々います。自分はほとんどのことが出来ないし、ほんの少しだけできることでも、それって社会に役に立つことだろうか?と考えてしまう。
現実社会に色々な職業があります。どうしても今の現実社会だと『お金になること』以外はあまり役立たないというレッテルがありますが、本当は何をしたいのか?何ができるのか?永遠のテーマ。主人公のマークも自分は人を笑わせること(とコメディアンでい続けること)しかできず、生産性のある人は凄いなと感じる場面もあります。この話のなかでは最終的にマークが活躍すること(シェルターの話は日記からの回想として描かれますが)になるのですが、自分も役に立てるだろうかという気持ちになってしまう。
お金に関することが苦手ということは、お金に関さないことも苦手だということがわかりました(あくまでも自分基準)。得意不得意の分野ははあってもいいけれど、まったくこの分野は出来ないっていうにがあると周囲の人に迷惑をかけてしまう。身の回りのことから少しは出来るように努力します。
こんな日記を書くと…妻に色々と言われてしまいますが(笑)。
7SEEDSには主人公が少なくても4人いますが、僕が人から見られがちなのは茨木真亜久(いばらき まーく・竜宮編の主人公。腹話術師。)ですが、内面的には夏Bチームの
岩清水ナツという少女が一番今の自分に近いかなって思いました。主人公はこれからも増えるんだろうか…あくまでも主人公チームみたいな雰囲気ではなく、主人公なんですけれどね、4人とも。田村由美のマンガは脇役と主人公の境目がわかりにくいから、他のマンガ(BASARAのこと)でもその境目はわかりにくかったですけれどね。
もう、三回くらいは読んでいます(のめり込むタイプですから)。
最終的な内容はわかりません。まだ連載中みたいだし、いつまで続くのかもわからない。でも、そんなにラストは悲観的な内容じゃない気がします。
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…身の回りのことが出来なくて(自分のことです)、いったい何かできるのか。
子供のころから、歯磨きが苦手なひとつで、虫歯になって。今もそうですが(笑)。笑っていられないんです。虫歯があるということは、自己管理が出来ないということなんです(僕のことですから)。乳歯から永久歯に生え変わる…『もうその歯は最後の歯なんだから、虫歯になっちゃダメなんだよ』ということは親から言われていましたが、『そんなの歯磨きをさせるための方便で、また生えてくるのさ』って勝手に思い込んでいました。
親の忠告って本当は有難いことだったんですよね。小さいときからの積み重ねで、少しずつ色々なことを生活のなかで学んでいくのに、それをしないでいると年をとったときに苦労する。まるでアリとキリギリス、アリとキリギリスを読んだときも自分のこととはまったく思わないでいました。
体のケア、…歯のこともそうですよね。子供のころから毎日歯磨きはしていたんですけれど。虫歯になりました。まあ、体質とかもあるし、歯磨きはほとんどしないのに虫歯が一本もないという人もいますからね。
それで、子供にはそういう苦労をさせたくないと思って、なんとか歯磨きをしないかな…と、目の前で歯を磨いて見せていたりします。先週のアンパンマンで虫歯菌マンと歯磨きマンの話になったので、その内容を10回繰り返し、DVDにしてエンドレスで見ていると…『そんなことしたら、好きなアンパンマンでもイヤになるでしょ』って妻に言われました。
僕は自分が、何度言われても基本的にはダメなので、まあ単純に繰り返し・反復って思っていただけなんですけれど。無理やり歯磨きさせていることもしてませんし。
彼女は一度言われたら、気をつけるそうなのです(完璧ということはなくても努力するとか)。僕は…何回言われても出来ないことばっかりなので、自分の感覚でそのDVDを作ったのですよね。子供は今のところ、この話に飽きないで画面にくらいついていますけれど。歯磨きの仕草をするので、歯ブラシで遊んでしまっってもいいから持たせています。
一度言われて、理解して努力できる人なんて…僕には無理でした。その場で反省するだけ(←おいおい)でもせい一杯なところもある、ダメダメです。
身の回りのこと(虫歯になっていることもひとつの例ですが)が出来ない。40歳にもうすぐなりますが、遅いけれど少しずつ努力していきたいです。
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社会的なこと…自分に出来ることってやはり少ないのです。
特別な教育を受けてきたわけでもなく、確かに誰でもそうですが過去の人生であらゆる役割(職業とも)をしてきたのだから、できるのかも知れませんが、今の地球で現実的なことで社会に役立てることって誰でもがマルチプレイヤーではないというか、自分のことで考えると、結局、『(波動というのはさておいて)いい製品で本質的に素晴らしく、かつ今の社会で通用する商品を見極めていくこと』なのかと思いました。
そうすると、それはさっきの虫歯うんぬんではないのですが、毎日の雑用というか身の回りのことや家庭のなかのこととまったく一緒、そういうことも出来ないとどんな職業でもそうだと思うのですが、本質が磨かれていくことはないですよね。
仮に…自分が公務員で、市役所かなにかに勤めていたとしたら、市民により調和のとれた生活を送ってもらえるような社会作りをどう工夫していくかというのが仕事になるわけだし、何かモノ作りをしている人だったら同じように自分の作ったモノを通して、それを使ってくれた人が調和のとれた方向に気づいて決心して実行していけるようなそういうモノを作る役割があるわけです。
なので、自分には本質的な製品の発見ということが社会に役立てること、そしてそれを磨くのは身の回りのことを人並みにできるように努力すること(ああ!これが苦手なんですけれど)。気づきたくなかったんですが、気づいてしまった。こんなジレンマばかりの人生です。
今回は、長ったらしく色々と書いてしまいましたが、これからもみなさんよろしくお願いします。 |